<小惑星イトカワの微粒子を確認>

小惑星イトカワの微粒子を確認


 小惑星探査機「はやぶさ」が採取した小惑星「イトカワ」の微粒子が精密分析で確認された。埃ほどの微粒子(マイクロダスト)だが、小惑星「イトカワ」の物質であるのは間違いないようだ。

 →「はやぶさ」地球帰還 微粒子は小惑星「イトカワ」のものと確認
 →イトカワ (小惑星)
 →地球近傍小惑星
 →はやぶさ (探査機)

 採取装置が正常に働かなかったようだが、埃ほどの量の微粒子(マイクロダスト)が検出され、確認されたようである。採取された微粒子の分析では玄武岩に含まれるカンラン石や火成岩に多い輝石が含まれ、地球の岩石の5倍以上の鉄分を含んでいるようだ。密度が低く、衝突などで惑星が破壊されて飛び散った破片が再集積して出来た小惑星ということらしい。

 「イトカワ」は地球軌道を横切るアポロ天体と呼ばれている小惑星で、比重が小さいことから、小惑星内に細かい空隙が多くあり、生成初期に氷などの揮発成分を多く含んでいて、それが太陽熱で失われた後に残った岩石や鉄で出来ている天体のようだ。

 地球に落下する隕石の多くがアポロ天体由来のものと考えられていることから、小惑星「イトカワ」を構成している岩石も石鉄隕石の成分に類似しているようである。

 アポロ天体は数多くあって、直径が5kmを超えるほど大きなものもある。小惑星「イトカワ」は500mぐらいしかないが、マンモスタンカーぐらいの大きさなので、必ずしも小さな天体ではない。

 アポロ天体は不規則な形をしている物が多く、いくつかの小天体が衝突して1つの小惑星になった為と考えられているようだ。

 はやぶさ探査機が回収したサンプルは微量でしかないが、小惑星イトカワの近接写真は数多く送られている。月と比べて距離が遠い天体なので、回収出来るサンプル量も限られているようだが、アポロ天体の探査が系外惑星の発見で揺れ動いている地球や月に対する従来の定説を覆す発見に繋がるかもしれない。



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