<巨大地震と低周波地震>

巨大地震と低周波地震


 巨大地震が起こる数週間前から人間には感じられない微弱な地震が起こっていることがある。この地震は震度0と定義されていて、低周波地震と呼ばれている。この低周波地震は直接的な被害は出ないものの、人間の生理作用に悪影響を及ぼしたり、人間の心理を変える作用があり、巨大地震が起こる直前に選挙をおこなうと予測出来ない結果になると言われる。

 私達は政治や社会活動に地震が影響しているとは考えないものである。地震が起こる前に動物が異常行動を起こすことは知られているが、人間まで影響を受けているとは一般には知られていない。

 だが、個人の行動にはほとんど影響が無くても、集団行動を調べると大きく影響していることがしばしば発見されることがある。巨大地震が起こる少し前から異常な社会現象が始まっていて、それが見過ごされていることが多いのである。

 震度0の地震を我々が強く感じるのは、起きている時ではない。睡眠を取っている時など、体を横にしている時には地面から受ける振動を直接感じたり、耳で聞いたりすることになるので、その時に不快な気分を味わうことになる。

 これが長く続くと、睡眠不足になったり、心理的なストレスが溜まって、体の調子を壊したりして、普段ならばやらないような行動を起こすことがある。低周波振動の身体への悪影響と考えられている現象である。

 最近、起こった巨大地震の少し前から新聞やニュースで報道されていた社会現象を調べてみると、因果関係がありそうなことがいくつか見受けられるのは、その為だと言われている。

 この低周波地震の影響は、はっきりと個人の異常行動という形で現れることは少ないが、集団としての行動を調べると統計的に出て来るそうである。選挙で野党が圧勝したり、普段起こらない事件の発生件数が急増したり、社会的なストレスの増加が起こっていないとありえない現象が起こり始めたら、巨大地震が近い可能性があるわけである。

 最近は言うまでもなく、社会的なストレスが高い時代だが、巨大地震の発生が多いことと無関係ではないのかもしれない。



                                   <NOBUAKI>