<意図した失態と口実作りの現状>

意図した失態と口実作りの現状


 最近のニュースで首を傾げるような事件が報道されることが多くなった。警察官や教師、NHK職員など公務員や公共職員による万引き事件や猥褻行為事件、及び、その画像や映像のインターネットへの流失である。その理由が「魔が差した。」というものが多いのだが、本当にそうなのだろうか。意図してやっていると考えないと説明がつかないように思う。

 100円や200円の品物を盗んで警察官が逮捕される。その警察官は最近、昇進が決まったばかりで、管理職になれるはずであった。それが僅かな犯罪を起こしたことが原因で処分され、依願退職という形になる。

 どうも割り切れない感じの事件である。同じようなことが、NHKや学校などでも起こっている。どうも責任ある地位に就くことを恐れているように見えるのだが、外部の人間には理由がわからない。

 ハイストレスに耐えかねて病気にかかっているとも考えられるが、同じような病気は昔から五月病とか、ブルーマンデーとか呼ばれていて、鬱(うつ)病にかかる兆候だと言われている。

 ファイル交換ソフトWINNYによる機密情報や個人情報の流失事件も本人の不注意として取り扱われるが、これもおかしいことなのである。

 WINNYをインストールしたパソコンとは別に、もう一台パソコンを用意して置いて、流失しては困る情報をそれに保存し、流失しても問題ない情報はWINNYがあるパソコンに置いて使うということは出来るはずだし、パソコンを1台しか持っていないというのは、今では珍しいことではないだろうか。

 わざと情報を流失させる為にWINNYを逃げ口上に使っていると考えられないこともないし、どうしても情報流失を避けたいのであれば、パソコンをインターネットに繋がずに使用すれば良いはずである。

 そもそも心理的に見て、こういう情報流失を不注意でおこなうとは考えにくい。WINNYによる情報流失が知られていなかった昔ならばともかく、対策を取るように指導された後も流失が続いて、それをWINNYのせいにしているのは、不正を隠す為の口実として使っているとしか思えないのである。

 どうやらWINNYは犯罪事件の隠蔽理由に使われるようになってしまったらしい。

 こういう意図して軽犯罪や情報流失をおこなう事件に対する法的対応は何も決まっていない。過失事件として処理されるだけである。

 世の中には放火や虐待をして写真や映像をインターネットに掲載したり、猥褻画像や機密情報を意図的にインターネットに流したりする犯罪者がいることを忘れないようにしたい。



                                   <NOBUAKI>