<円周率と巨大地震(3)>

円周率と巨大地震(3)


 最近起こっている巨大地震は説明が難しい現象を伴う場合が多いようである。オホーツク沖で起こったM8.1の巨大地震の場合も海底地形が複雑なせいなのか、地震発生日の翌日になってから日本で潮位60cm、米国のカリフォルニア州で1m75cmという潮位が観測されている。被害が少ないにも関わらず、津波は大規模なものだった。

 以前にも書いたが、最近の巨大地震は元号や西暦で日付が左右対称になるものが少なくないようである。この前のハワイ沖地震(M6.6)の場合も日付は2006年10月16日(日本時間)で「61016」だったし、今回のオホーツク沖地震(M8.1)は2006年11月15日(日本時間)で1日ずれていたが、最大潮位の津波が来たのは翌日の16日だった。

 地震の被害が無く、津波による被害だけを考えると、2006年11月16日という日付は「61116」でハワイ沖地震と同じく左右対称になっている。なにやら意味ありげであるが、これは平成6年頃から元号で左右対称になる傾向がある巨大地震が5回ほど起こっている。詳しくは、円周率と巨大地震(2)を読んでいただきたい。

 地震の日付が乱数で決まっているのであれば、こういう日付に法則性があるという現象は起こらないはずである。実際に、数百年前から現在に至る巨大地震の日付を見ても、こんな法則性がある地震が頻発する現象など起こってはいない。

 何か地震の日付を合わせる作用を持つ物理現象が起こっていると考えないと説明出来ないのだが、これが最近起こっている日本国内の社会現象と一致していることが多いのが、どうも気がかりに思える。

 地震がいつも日付が揃った日に起こっているのであれば、地震にそういう傾向があるということで片付けられるが、過去数百年に渡って、そういう傾向が無かった地震が、ある時期から急にそういう傾向を持つようになるというのは、何か原因がなければならないはずである。

 地球温暖化や開発に伴う環境破壊など、地球環境を変える人為的な原因はいくつもあるが、今度も同じ理由によるものなのだろうか。

 もし、マントル対流を変えるような大規模な地下開発が行われているのであれば、それが原因だと決め付けることが出来るだろうが、地震が起こっている地下10kmまで掘り下げた開発計画は1つも無かったのが実情である。現在の最大深度は確か地下7kmのボーリング工事であり、今、注目を集めているマントル上層部の岩石を採集することを目的としたボーリング工事でも海底の最も薄い岩盤を掘るものなので、10km以上も掘り下げるような大工事ではないし、何よりも地球に小さな穴を開けただけで、地震の日付が大きく変わるはずもない。

 現在、起こっている物理現象は、このような些細な開発が原因のものではなく、もっと大規模で大きなエネルギーを伴う原因によるものだろうし、時間が関係しているのは間違いない。

 ただ、起こりにくい地震が起こるということは、確率が変わる現象が起こっていることを意味するが、これを説明出来る理論は、時間遷移理論以外には無いだろうと思う。

 どうも日本が原因で何か起こっているのは間違いないように思う。もっとも、その原因が何かが明白になっていないのだが。



                                   <NOBUAKI>