<農業と軍事技術と社会の変化>
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作成日時 : 2009/01/10 01:28
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農業と軍事技術と社会の変化
武器の起源を辿って行くと農業に行き着くと言われている。農業が始まり、固い土を掘り起こす鋤(すき)や鍬(くわ)が必要になり、青銅や鉄が精錬されるようになったと考えられており、金属の精錬技術が発達した結果、それが武器に利用されるようになり、鉄製の武器が作られ、それは現在の鉄の文明にまで繋がっているのである。
誰でも知っている戦車は当時、英国の海軍大臣だったチャーチルが発案したものだが、農業用トレーラーに装甲を取り付けたのが戦車の始まりだったと言われている。これも農業起源の兵器である。爆弾に使われる火薬も農業肥料の研究から発明されたものである。サリンなどの神経ガスで有名な毒ガス兵器も、実は農業用の殺虫剤の研究から発見された毒物である。大砲を製造する機械設備は農業用の水車を利用した旋盤だったと言われるし、戦艦や軍用機などは農業生産物を輸送する為の交通手段として開発された船舶や航空機を軍事利用したものである。農業と軍事技術は切っても切り離させない関係にあると言っても良い。
農業で使われている技術はほとんどが軍事利用出来ると言っても良いだろう。現在、開発が進んでいる農業用のロボットスーツもまた、軍事転用されないと言い切るのは無理だろうと思うし、米国では軍事技術として開発が進んでいる物である。→装着型ロボットで農作業もラクラクに
ロボットスーツを最初に考え出したのは、米国のSF作家、故ロバート・A・ハインラインであり、「宇宙の戦士」というSF小説の中で登場させているが、このアイディアは後に漫画やアニメに流用され、日本のアニメでも数多く使われている。
ロボットスーツの改良が進んで人間の何十倍もの力に増幅する技術に達したら、それは、そのまま毒ガスや放射能、細菌兵器などを防ぐ為に気密性を保ち、防弾効果がある鎧を機械力で駆動させる軍用ロボットスーツとして使われるかもしれない。
もちろん、そうした物が作られれば、現在の歩兵戦は大きく変わるだろうが、最も大きな影響を受けるのはゲリラ戦やテロ攻撃だろうと思う。重量物が取り扱えるようになるので、威力が大きい銃火器やロケット砲、対戦車ミサイルなどを歩兵が使えるようになり、対空ミサイルも遥かに高高度の敵機を撃ち落せる大型の物が装備出来るようになるだろう。ハインライン自身も書いているが、戦車が無力化する時代が来るかもしれないのである。
また、同じ技術は警察や消防でも応用が可能であり、高齢者を補助する事も出来るので、今後、ロボットスーツが爆発的に社会進出する可能性があるだろう。
もっとも、いつの時代も同じであり、ロボットスーツが社会に広がると、犯罪や殺人に使われて社会問題化する可能性は否定出来ない。人間の10倍の力が出せれば、一撃で人を殺せるだろうし、自動車に乗っていても軽々と引っくり返されるかもしれない。言わば、誰もがスーパーマンになる時代が来るわけである。
誰でもコンピュータを持っている時代が現実化している以上、誰もがロボットスーツを着てスーパーマンになる時代が来ても不思議ではない。
ただ、誰もがスーパーマンになっているSF映画やアニメは作られないのである。しかし、娯楽の世界とは違って、現実は誰もが使える技術が社会に浸透する問題であり、今後は、そうした問題が深刻化するのかもしれない。
<NOBUAKI>
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