<白い気球の正体は何か>

白い気球の正体は何か


 宮城県上空を飛行する白い気球に吊り下げられた飛行機型の物体が発見されて騒ぎになっているが、正体は何だろうか。



 →2020年6月17日に確認された白い飛行物体

 答えを先に言うと、おそらくは意味が無い物で、気球に付けて飛ばしたオブジェ(造形物)に過ぎない物だと思われる。回転するプロペラが付いていたり、太陽電池パネルのような板上の物が付いているが、意味を持たない物だろう。風力発電、太陽電池発電、宇宙開発などの印象を1つにまとめたものと思われる。

 遠隔操作されているスマートフォンのデータ中継基地局とか、偵察用ドローンという判断をする人が多いと思うが、そういうものでは無いと考えた方が良い。マスコミに騒がせるのが目的の売名行為の広告だと考えるのが妥当だと思う。太陽電池パネルのように見える板状の物は広告が並べて取り付けられた物かもしれないのである。

 たとえば、気球に吊り下げられた物体が宇宙船、ロボット、美少女の模型だったら、映画やアニメのCMだと誰でも判断するはずである。要するに、気球に何かを吊り下げて置けば、マスコミが騒ぐのを利用した広告宣伝でしかないものだろう。

 それでは、なぜ、こういう子供騙しをするのだろうか。日本では気球や飛行船があまり利用されていない。飛行許可を取るのが難しいからだが、本来は気球や飛行船は数多くの利用価値があるもので、現在のような情報社会では気球や飛行船が多用される下地が多くあるのだが、日本では、利用が遅れているのである。

 その為に、ドローンや飛行船の許認可が厳し過ぎて、新案特許がいくらあっても、実用化出来ない土壌が作られている。それに対する抗議を意味するものなのだろう。スマートフォンのデータ中継基地局であれば、無人飛行船や無人飛行機を使った物が考案されているし、偵察用ドローンであれば、マルチコプターのように自力で飛行するものだろう。意味を持たない飛行体を飛ばして関心を集めるのが目的だと考えた方が良いだろうと思う。



                                   <NOBUAKI>


 <追記>

 火星や金星を調査する為に作られた浮遊式の探査機ではないかという意見があるだろうと思う。確かに、太陽電池パネルのような物は折り畳まれて収納されていたパネルの束を展開したように見えるし、プロペラは空中を移動する為の推進装置だろうが、そうだとすれば、ロケットに搭載して宇宙空間に打ち上げた後、再突入して耐熱カプセルを外した後で気球を膨らませて、太陽電池パネルを展開したのだと考えられる。

 しかし、そういう宇宙飛行物体は日本周辺の追跡レーダー網に引っ掛からないはずがないし、ロケットは西から東へ打ち上げるものなので、ロシア、中国、インドなどの外国が打ち上げた物であれば、通告が入るはずである。火星探査機や金星探査機の打ち上げ計画の話はマスコミから報道されていない。

 金星の超高層大気圏を調べる探査機だと考えれば、説明出来ない事は無いが、過去に打ち上げられた惑星探査機のどれとも似ていない。カメラやレーダーが搭載されていないようだし、大気測定装置や集塵機などが付いているようにも見えない。金星大気圏は気流が激しいので、あのような脆弱な構造の探査機では壊れてしまう可能性がある。惑星探査機の実験機などでは無いだろうと思う。



                                   <NOBUAKI>