<時間は逆戻りするか(5)>

時間は逆戻りするか(5)


 イスラム国空爆、保護貿易主義を打ち出したトランプ政権、険悪化する北朝鮮情勢、日米貿易摩擦再燃など、2010年代の国際情勢は1980年代に新自由主義を打ち出したレーガン政権、ラングーン爆弾テロ事件、ジャパンバッシングに繋がった日米貿易摩擦、湾岸戦争という一連の歴史的な事件が時間を逆向きに引き起こされているかのように酷似して見えるのは、なぜだろうか。

 時間の逆戻りが起こり始めたのは21世紀に入ってからだが、まるで過去の歴史を繰り返しながら逆戻りして行くように、歴史上の大事件に酷似した事件が、社会現象でも、自然現象でも起こり続けている。何が原因で、このような異変が繰り返されているのだろうか。

 →時間は逆戻りするか(1)
 →時間は逆戻りするか(2)
 →時間は逆戻りするか(3)
 →時間は逆戻りするか(4)

 イスラム国空爆以降の事件が起こるまでは、1990年以前まで時間が逆戻りする事は無いだろうと考えていたのだが、実際には2015年以降は1980年代まで時間の逆戻りが進んでいるようで、時間が逆戻りするテンポも急速に早まっているように感じられる。

 同時並行して、巨大地震が周期的に起こったり、戦争や大規模テロの日付と一致する現象が続いているが、タイムパラドックスが原因なのだろうか。

 →タイムパラドックスとは何か

 考えてみると、長期政権が続いている安倍政権はバブル時代の中曽根政権と酷似していないだろうか。今がバブル時代だとは言い難いが、株価の推移や景気浮揚策などがバブル時代と酷似しているのは事実のようである。もっとも、なぜか、経済成長率だけは1991年以前まで回復していない。

 もちろん、時間が逆戻りしていると言っても、ビデオを逆回しにするような現象が起こっているわけではない。過去と酷似した事件の発生頻度が高まっていると考えた方が良いのかもしれない。

 過去と酷似した大事件が多く起こっているからと言って、個人の行動も過去と同じになるわけではない。むしろ、個人の行動はほとんど影響を受けず、過去とは異なる人生を送っている人が多いだろうと思う。タイムパラドックスは社会的な大事件のような広範囲の領域へは大きく影響するが、個人の行動のような狭い領域への影響は小さいようである。

 それにしても、今後、どこまで時間の逆戻りが続くのだろうか。原因は何なのだろうか。



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