<準惑星ケレスの光点とは何か>

準惑星ケレスの光点とは何か


 準惑星ケレスの赤道上にある巨大クレーターの中央付近から周辺部にかけて、光を反射して明るく輝く複数の光点が発見されたが、何が光っているのだろうか。

 →ケレス (準惑星)

 地球上のクレーター中央部で発見される物と言えば、衝突した隕石の中心核であり、鉄やニッケルの塊が多いのだが、準惑星ケレスに衝突した隕石も同じく、中心核にあるのは鉄やニッケルの塊だと思われる。

 もっとも、金属核は衝突時に地中に潜り込んでしまって、地表に露出して発見される例は少ない。準惑星ケレスでも、衝突した隕石の金属核は氷の下に潜り込んでしまって、掘削しないと発見出来ないだろう。金属核が地表に露出して光っている可能性はほとんどないと思われる。

 しかし、準惑星ケレスが何十億年もの時間をかけて表面の氷がゆっくりと昇華し、水蒸気の形で宇宙に失われていると考えると、大量の氷が昇華しているのであれば、金属核が地表に露出した状態にあっても不思議ではない。

 もし、金属核が錆びずに金属光沢を保持したまま、ケレスの地表に存在しているのであれば、太陽光を反射して明るく輝いて見えるかもしれない。光点が金属核の残骸であれば、金属光沢を保ったまま地表に露出している事になる。

 もちろん、実際には考えにくいことであり、金属核が衝突時の熱で周囲の氷と化学反応を起こさなかったので無い限りはあり得ないだろう。錆びにくい金で出来た金属核で無い限りは金属光沢を保持出来るとは考えられない。

 金の含有量が異常に多い金属核を持った隕石が衝突して出来たものであれば、説明出来るかもしれないが、真夏の夜の夢かもしれない。

 <追記>

 探査機が接近して解像度が高い画像が見られるようになったが、高解像度画像を見ると、高温で溶けた金属の塊が永久凍土で出来たセレス表面に衝突して飛び散ったような光景である。

 他の小天体にも発見される珍しくないものならば別だが、なぜセレスだけに、光る標識のような地形があるのだろうか。地球型惑星と木星型惑星を分ける境界域をセレスが公転しており、その軌道の近くには、多くの小惑星が公転しているが、セレスだけが化学成分が異なるのを考えても、意味ありげな地形に思える。

 SF映画で宇宙船が事故を起こして天体に衝突した跡が出ることがあるが、光速度に近い速度で飛行する宇宙船が天体に衝突したら、一瞬で溶けて飛び散るだろう。核融合反応を起こすとも言われている。

 もちろん、宇宙船が事故を起こすほど、太陽系に来訪者が多かったのであれば、太陽系は異星の文明に支配されていたはずで、人類が文明を築いているわけがないのだが、過去に何らかの異変が起こった跡のように思える。



                                   <NOBUAKI>