<欧州探査機が彗星着陸に成功>

欧州探査機が彗星着陸に成功


 12日午後(日本時間13日未明)にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星着陸に成功した欧州宇宙機関(ESA)の無人探査機ロゼッタから投入された小型着陸機フィラエは、1度地表で跳ね返り、2度目の着地で成功したようだ。



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 →チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星
 →ロゼッタ (探査機)
 →フィラエ(着陸機)

 チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星は2つの彗星が衝突して繋がったピーナッツ型の彗星だが、起伏に富む地形をしており、巨大なクレーターもある。3.5×4 kmという小さな天体だが、太陽系初期の始原物質に富んだ彗星と考えられている。

 彗星は岩石、砂粒、氷が混ぜ合わさった物質で出来ていると考えられているが、水の氷だけではなく、炭化水素や有機物も多く含まれているようだ。

 着陸機フィラエは深さ20cmまで地表を掘って組成を分析する計画のようで、史上初めて彗星の表面物質の組成分析がおこなわれることになる。詳しいデータがわかれば、従来は仮説に過ぎなかった太陽系形成理論が見直されるかもしれない。

 彗星物質の地球への落下は珍しくないのだが、大部分は大気圏との摩擦熱で燃えてしまい、正確な組成分析は出来ず、仮説だけの彗星形成理論しか成り立たなかったのを考えると、ロゼッタ探査機の成果は彗星に関する従来の定説を覆す結果になるかもしれない。



                                   <NOBUAKI>