<NHK特集「神の数式(第2回)」>

NHK特集「神の数式(第2回)」


 物理学の超弦理論に関するドキュメンタリーである。アインシュタイン方程式から予測されるブラックホールの特異点に迫るには、物質は点ではなく、ゴム輪のような紐状で無ければ数式で解けないという難問を描いている。

 超弦理論が正しければ、宇宙は10次元か、11次元であり、宇宙の外側には10の500乗もの異次元宇宙の存在が予測されるという。

 →超弦理論


 超弦理論はブラックホール内の熱発生問題の解明などで多くの業績を挙げているが、膨大な数を扱わなければならないので、計算が大変であり、単純ではない為に信憑性に疑問を持つ物理学者が多いようである。

 もし、超弦理論が指摘するように宇宙が11次元であれば、我々が認識している時空は3分の1に過ぎず、ほとんどの次元は認識出来ないという結論になる。

 11次元全てを認識出来る立場で3次元世界にいる我々を見ると、ビデオ映像に映っている生物と同じで、ビデオを逆回しや先送りにして見る事が出来るが、ビデオ映像の生物には、時間が逆戻りしたり、先送りされているのを認識出来ないのと同じで、認識出来ない次元で何が起こっているかは理解出来ない形である。

 超弦理論では宇宙の全容解明は出来ていないようだが、従来の理論物理学に比べると、極限状態の解明で大きな功績を挙げているようだ。

 超弦理論が注目を集めているのは、コンピュータ技術の進歩で複雑難解な方程式を解く時間が大幅に短縮されて来ている点が大きいだろう。複雑で膨大な数を計算する必要がある理論ほど、コンピュータの能力を生かしやすいからである。果たして、超弦理論は宇宙の解明に成功するのだろうか。



                                   <NOBUAKI>