<アルジェリア人質拘束事件>

アルジェリア人質拘束事件


 情報が極端に少なく、錯綜していて、詳しい事が全くわからないが、アルジェリアのイナメナスの天然ガス採掘施設でアルカイダ系テロ組織による人質拘束事件が発生し、アルジェリア軍が強行突入して銃撃戦になり、日本人を含めた人質多数が死傷しているようである。



 →アルジェリア事件:「逃げる日本人射殺」現地従業員証言
 →アルジェリア事件:日本人死亡9人に 不明なお1人
 →アルジェリア拘束:日本人、手足を縛られ…脱出の男性証言
 →アルジェリア拘束:天然ガス価格急上昇 生産停滞を懸念
 →人質23人、武装勢力32人死亡 アルジェリア政府発表
 →アルジェリア拘束:「人質23人死亡」内務省声明
 →武装勢力「外国人7人依然拘束」 アルジェリア人質事件
 →人質拘束:脱出アルジェリア人「悪夢の時間」語る
 →日本人3人の安全確認、14人安否不明 菅官房長官
 →アルジェリア拘束:日本人14人安否不明 3人生存確認

 テロリストとは一切の交渉を拒否する姿勢の国では、人質の多くが殺害される例も珍しくない。人質の解放よりも、テロリストを生かして逃がすわけにはいかないという政府や軍の姿勢が、最悪の結果を招くからである。

 テロリストとは和解しないのであれば、どの国でも起こり得る結末だろうが、最悪の事態に陥ると、途端に情報が出なくなり、情報操作が横行して、事件の真実が不明のまま、犠牲者の数だけが増えていくのは、何とも空しい限りである。

 十分な事前調査をしている時間があったようでもなく、おそらく、人質釈放の為の情報確認などはしないで、テログループの殲滅だけが目的の強行突入だったのではないかと思われるが、人質に半数以上の死者が出ているとも報道されている。自国民と比較すれば、外国人の生命は犬と同じというわけだろうか。

 過去の人質拘束事件を振り返ると、イランアメリカ大使館人質事件のように長期化した挙句に醜悪な結末しか無かったものがあり、それよりは短時間で決着をつけた方がマシだと、アルジェリア政府は判断したのだろうか。

 →イランアメリカ大使館人質事件

 人質の生命よりも、テロリストとは妥協しない論理が優先される限り、今後も犠牲者は増え続けるに違いない。

 <追記>

 湾岸戦争と同じ日付の1月17日に引き起こされた人質拘束事件であり、世界第2位の産出国の天然ガス精製プラントが襲撃されている点から考えても、米国のシェールガス採掘で、値下がりが著しい天然ガスの価格高騰と供給の不安定化を狙ったテロではないかと考えられる。

 アルカイダ系テログループに最新武器の供与をおこなったのは、天然ガスの価格下落に苦しんでいるロシアがリビアを通しておこなったのではないだろうか。なお、人質拘束をおこなったテログループは、機関銃、ロケットランチャー、ミサイル、自殺ベルトに装着された手投げ弾などを大量に所持していたという。

 湾岸戦争を起こして石油や天然ガスの価格高騰を望む動きが続く限り、今後も同種のテロ事件が続発するのではないかと思われる。

 なお、その後の報道で、日揮の副社長や英国石油企業BPの副社長などのVIPが人質となって殺害された真相が明らかになり、スパイを通した内部情報に基づく石油企業幹部を狙った政治テロだったようである。

 →アルジェリア人質拘束事件

 <追記2>

 殺害された日揮社員の中に片眼の瞼が下がって、眼つきがおかしくなっている人がいたが、洗脳されていた疑いがあるように思う。脳のレントゲン検査をすればわかるそうだが、強い暗示にかけられている時の症状に似ている。何者かに薬物注射されて洗脳されていたのだとしたら、情報を漏らしたスパイが入り込んでいたのは日揮社内だったのかもしれない。もっとも、この事件の核心を突く国際政治問題に関しては非公開で終わるのだろうが。



                                   <NOBUAKI>