<NHK特集「未解決事件(オウム真理教)」を見て>

NHK特集「未解決事件(オウム真理教)」を見て


 NHK特集でオウム真理教事件の特集番組が放送されたが、なぜ、湾岸戦争の日付(1月17日)に合わせるように、地下鉄サリン事件発生から1世紀過ぎた17年後の今年に特集を組んだのだろうか。オウム事件被告達の死刑執行が確定したからだろうか。

 松本サリン事件、地下鉄サリン事件などの一連の凶悪事件を引き起こしたオウム真理教に関する特集番組だが、なぜ、オウムが湾岸戦争と同じ日付に巨大地震が発生した年に合わせてサリンを撒く集団殺害事件を引き起こしていたのかに関しては、政府とマスコミが隠蔽している問題には一切触れていないようである。

 →湾岸戦争(1991年1月17日)
 →ノースリッジ地震(1994年1月17日)
 →松本サリン事件(1994年6月27日)
 →阪神・淡路大震災(1995年1月17日)
 →地下鉄サリン事件(1995年3月20日)

 →オウム真理教事件

 これらの一連の事件には117という数字が底流として現れて来る。また、地下鉄サリン事件が3月20日に実行された後は、今度は米国が同じ3月20日にイラク戦争とリビア戦争の日付を合わせている。しかも、これらのテロ事件と戦争は8年周期で繰り返されているのである。

 →イラク戦争(2003年3月19日【日本時間3月20日】)
 →多国籍軍のリビア攻撃「オデッセイの夜明け作戦」(2011年3月19日【日本時間3月20日】)

 オウム真理教がCIAの洗脳技術を使用していた問題、戦争・テロ・地震の日付に関しても、米国の軍事機密を何か知っていたのは間違いないが、番組では、この点には一切触れていない。従来のマスコミ報道の繰り返しに終わっている。事件を未解決にしたのは米国の軍事機密に関わる事実を隠蔽した政府とマスコミではないだろうか。

 番組そのものは、一連のオウム事件の顛末を描いたドキュメンタリーとドラマで構成されたものだが、これにオウムの死刑執行が重なるのだとしたら、何やら政治キャンペーン臭い話に思えるが、真相が報道されないままでは国民の納得は得られないだろう。オウム真理教を背後で操っていたと考えられる勢力に関しても何も触れられていない。

 ドラマでNHK記者が主役として登場するのは、オウム事件にマスコミの関与が無かったように印象付ける演出だろうが、実際にはオウムとマスコミとの関係は、当時、いくつか報道されており、世論の批判を浴びている。

 オウム真理教の違法なテロ活動が発覚するのを防ぎ、サリン事件への関与を信じさせない為の情報操作目的で作られた可能性があるアニメ映画「風の谷のナウシカ」に関しても何一つ触れていない。事件当時、このアニメ映画が放映されて大ヒットしていなければ、オウム事件とサリン事件を結び付けるのに誰もが抵抗感が無かっただろうし、事件の解決も早かったかもしれない。

 オウム事件にはマスメディアによる事件の隠蔽や幇助が散見されるのだが、具体的な部分に触れる報道はおこなわれず、曖昧な形で葬り去られている。インターネットの普及が始まり、情報社会が本格化する矢先の事件であっただけに、情報の自由が大幅に拡大する社会に対して、今まで情報操作で犯罪を隠し続けて来た勢力が危機感を抱いて事件を起こした可能性が否定出来ないように思うのである。

 オウムが犯罪に使っていたサブリミナル、マインドコントロール、虚偽の宣伝による情報操作などは、マスメディアも日常的に使っているものだけに、メディア犯罪の究極の姿がオウム事件だったのではないかと思う。

 →サブリミナル効果
 →マインドコントロール
 →情報操作

 オウム事件の真相が隠蔽された理由として考えられるのは、被害者の洗脳や事件の情報操作に関して、米国の軍事機密が明らかになり、オウムと同じ方法で引き起こされ、隠蔽されて来た過去の事件が全て明らかになるのを政府とマスコミが極度に恐れていることではないだろうか。

 なぜならば、政府とマスコミが犯行に加わった事件が少なからず存在するからである。オウム事件の真相を考える時、政府とマスコミが米国の命令によって過去に犯した犯罪事件で、オウム真理教が模倣して起こした部分を闇雲に隠さなければならない政治上の汚点があるのを忘れてはならない。



                                   <NOBUAKI>