<黒い惑星発見>

黒い惑星発見


 恒星から480万キロ離れた軌道を公転するTrES-2bという木星ぐらいの大きさのガス惑星は980℃の高温なのに光をほとんど反射しないほど真っ黒だという。

 →炭より黒い惑星発見、光をほぼ反射せず

 ホットジュピターは通常10%程度の反射率だが、その10分の1の1%の反射率しかない黒い惑星が発見されたようだ。黒い惑星は特殊な天体なのだろうか。それとも発見されていないだけで、宇宙には普遍的に存在するありふれた天体なのだろうか。

 もし、海王星の外側に黒い惑星が公転していたら、発見するのは困難を極めるだろう。恒星間空間に存在する浮遊惑星の多くが真っ黒だったら、これも発見は難しくなるだろう。木星型の黒い惑星はどのくらいあるのだろうか。

 黒い惑星が銀河系ではありふれた天体ならば、太陽系の周囲にも黒い惑星や黒い浮遊惑星が存在するのかもしれない。黒い惑星の発見が困難ならば、想像を超える数の黒い惑星が銀河系に存在する可能性も考えられる。

 黒い惑星だけでなく、黒い恒星は存在しないのだろうか。高温になっても光を発しない黒い恒星が大量にあるとしたら、銀河系の恒星にも大きな比率で光を発しない黒い恒星が存在するのかもしれない。赤外線だけを発する天体が数多く発見されているが、その中に黒い恒星が含まれているのかもしれない。

 それにしても、黒い惑星の光を反射しない物質の正体は何だろうか。太陽系にも彗星のように真っ黒な物質で出来ている天体が存在するが、惑星規模の巨大な天体になると反射率が大きい表面組成に変わるようである。

 発見された黒い惑星は高温になっても光を吸収する性質を失わない物質で覆われているのだろうが、黒い惑星のような巨大天体が発見された以上、どのくらいの大きさまで黒い天体があるのか興味が尽きない。



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