<福島第一原発1号機爆発は何が原因か>

福島第一原発1号機爆発は何が原因か


 福島第一原発1号機は水素爆発を起こしたと報道されているが、地下1階から立ち上る水蒸気には毎時4000ミリシーベルトという致死量の高濃度放射能が含まれており、その原因についてマスコミは触れたがらないようだ。







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 福島第一原発1号機の爆発がベント時に外界に放出される水素ガスが逆流して原発建屋内で爆発したものだとか、地下から高濃度放射能を含んだ水蒸気が立ち上っているのは配管に原因があるのだろうとか、事故の原因をはぐらかすような報道がおこなわれるのは、なぜだろうか。

 原子炉の格納容器や地下の圧力抑制室にメルトダウンした核燃料が落下して放射能を放出しているのでなければ、これほど大量の放射能を含んだ水蒸気が立ち上っているはずがないのだが、その可能性には触れようとしない。

 水素爆発ではなく、圧力が限度の2倍に達していた格納容器の水蒸気爆発だったら、ベントをおこなっても効果がなかった原因は明らかだが、そういう解釈はしようとしない。

 水素が逆流して原発建屋内で水素爆発を起こしたのであれば、建屋内で火災が起こっているはずだが、内部の可燃物が焼けた跡が見られないのは、なぜだろうか。黒く焦げた跡や燃え尽きた残骸が映った映像があっただろうか。



 水素爆発と言えば、1986年に起こったチャレンジャー事故しか思い浮かばないのだが、液体水素燃料タンクが大爆発を起こして吹き飛ぶ様子がYouTubeに残っている。

 この映像を見てわかるのは、水素爆発の瞬間はオレンジ色に光り輝いており、爆発で吹き飛んだ破片は燃えながら落下している点だろうか。福島第一原発が爆発した瞬間は光り輝いていただろうか。爆発後に周囲にある構造物は燃えていただろうか。



 政府とマスコミは福島第一原発事故の真相をまだ隠し通せると考えているようだが、矛盾点が数多くあるように思う。地下に降りるほど放射線レベルが幾何級数的に上昇する放射能汚染を見ても、メルトダウンが地下まで達したのは明らかであるし、格納容器が水蒸気爆発を起こしていないのであれば、水漏れが起こっている原因は何だろうか。ベントが逆流して原発建屋内で水素爆発が起こったのであれば、内部は高温のガスの燃焼で激しく燃えたはずだが、黒く焼け焦げた跡はどこにあるだろうか。燃え尽きた残骸は発見されただろうか。説明のつかない矛盾点が多いように思う。

 すでに3ヶ月もの日数が過ぎているのに、どのマスコミも福島第一原発事故の矛盾を指摘しようとしないのを見ても、政府とマスコミが協力して事故隠しをしていると疑われても仕方がないだろう。遠隔制御ロボットが撮影した映像を見るに連れて、原発事故隠しの矛盾点が少しずつわかって来たが、政府もマスコミも真実を報道する勇気がないようである。



                                   <NOBUAKI>