<日本は数年以内に大きな変革期を迎える>

日本は数年以内に大きな変革期を迎える


 米国スリーマイル島原発事故が起こった1979年から3年後に新自由主義を掲げたレーガン政権が始まり、旧ソ連でチェルノブイリ原発事故が起こった1986年から3年後にベルリンの壁は崩壊し、米ソ冷戦体制は終結した。2011年の福島第一原発事故の3年後に日本で何が起こるのだろうか。

 断定は出来ないが、今後の3年間で日本は大きく変貌し、2014年は変革期に差し掛かるだろうと思う。それは米国と旧ソ連で起こった政変からも言えることである。福島第一原発事故で世論が大きく変わり、政治・経済・社会の全てが行き詰まりを見せている日本が危機を脱するには、変革期を乗り越える以外にない。

 米ソで起こった原発事故を契機にした政変は日本でも起こるに違いない。それは負の側面を残すだろうし、失敗に終わるかもしれないが、このまま何もしないで放置すれば国は行き詰るだろう。

 1982年の米国を変えたのは情報革命であった。同じく、1989年の旧ソ連を変えたのも情報革命の浸透であった。2014年の日本を変えるのも情報革命であるのは間違いない。

 しかし、日本は十分に情報革命が浸透し、世の中が変わっているはずではないだろうか。残念ながら、一般社会は情報化が進んでいるが、官僚組織やマスコミは相変わらず旧態依然の体制から抜け出せていない。メディアファシズムを頑なに堅持し、対応が遅れ、情報操作でごまかしているだけの体制から抜け出せていないのである。

 それは湾岸戦争以降、失墜が続いている経済成長率を見ても明らかだし、負債が膨らむばかりで効果的な経済政策が何も出来ない政治の不在を見ても明らかである。メディアファシズムに統制されているマスコミは消費税以外に解決策がないような報道に終始し、消費税の引き上げが消費の落ち込みに繋がるのを必要悪のように考えさせようとする。

 福島第一原発事故が極めて政治的、経済的影響が大きい問題を引き起こすのは間違いない。今年は夏場の電力不足が深刻化し、生産や消費に大きな影を落とすのは必至である。経済だけでなく、政治も不安定な時代に入るに違いない。米国や旧ソ連で起こったような急激な改革が迫られるはずである。

 日本の情報社会は成熟している。インターネットが浸透し、改革を起こすのに十分なだけの情報量が流れている。行き詰った政治や経済を立て直すにはインターネットを中心に据えた政治・経済改革を起こすしかない。

 今後、経済が好転する為には、大幅な政治・経済改革が必要になるだろう。硬直した官僚主義体制を崩壊させ、秘密主義に凝り固まったメディアファシズムを壊滅させ、情報の自由を広げた社会を作り出す以外に日本を立て直すのは難しいだろう。

 日本で変革が起こればアジア全土に波及するに違いない。最も大きな影響を受けるのは中国だろうが、時代の流れと言うべきだろう。このまま何もしないで行き詰った官僚組織を温存すれば、国の破局は避け難いに違いない。

 今後は米国が行き詰っていた1979~1982年、旧ソ連が行き詰っていた1986~1989年と同じ社会現象が日本でも起こるに違いない。あの当時は、懐古主義と社会変革が重なったような異様な時代だったが、日本も同じ変革期に差し掛かっていると思われる。

 その鍵を握るのは遠隔制御ロボット技術のようだ。技術的に見て、ようやく実用段階に達したロボットだが、これが社会に広く浸透してロボット革命が始まり、政治・経済・軍事の全ての面で変革を起こして時代の流れが大きく変わるに違いない。

 最初は実用価値がない物しか作れないだろうが、初期のパソコンに相当する初歩的なパーソナルロボットが生産される時代に入る必要があるだろう。家庭に遠隔制御ロボットが普及し、社会変革が浸透するには時間が必要だろうが、2014年頃から大きな進展を迎えねばならないだろう。

 果たして、原発事故という最大の危機を変革のエネルギーに転換して国を立て直す事が出来るのだろうか。それとも、何もしないまま放置して行き詰った社会に幻滅した人達によるテロとクーデターが繰り返される破滅の時期を迎えるのだろうか。2014年までが大きな分岐点になるに違いない。



                                   <NOBUAKI>