<福島第一原発から深刻な海洋放射能汚染>

福島第一原発から深刻な海洋放射能汚染


 福島第一原発事故が原因で高濃度の放射能に汚染された水が海に流れ出していたのが確認された。沖合いでも基準の2倍を超える放射能が検出されている。

























 →海に流れた汚染水、4700兆ベクレル 低濃度の3万倍
 →地下水の放射能濃度、1週間で17倍に 2号機周辺
 →福島第1原発:2号機の高濃度汚染水、流出止まる
 →高濃度放射能汚染水、海への流出止まる 福島第一2号機
 →魚も出荷停止へ 茨城沖のコウナゴ、高濃度ヨウ素検出で
 →1号機なお200度以上 2号機水漏れ 原子炉冷却難航(1/2ページ)
 →1号機なお200度以上 2号機水漏れ 原子炉冷却難航(2/2ページ)
 →2号機の漏水が放射能汚染の主因か 基準の750万倍
 →海水から濃度限度750万倍=ヨウ素検出、直接流出ピット付近—東電
 →放射性物質止まる時期「数カ月後が目標」 細野補佐官
 →英の放射能海洋汚染半世紀…健康被害なくても拭えぬ不信(1/2ページ)
 →英の放射能海洋汚染半世紀…健康被害なくても拭えぬ不信(2/2ページ)
 →汚染水、壁面の亀裂から海へ 流出経路を初確認 2号機
 →放射性物質予測、公表自粛を 気象学会要請に戸惑う会員
 →福島第1原発:2号機の取水口で亀裂 高放射線量水が海へ
 →高濃度汚染水、海に流出確認=取水口付近にひび割れ—福島第1原発
 →2号機施設破損、高濃度汚染水が直接海へ

 今頃になって放射能による地下水汚染や海洋汚染を報じても手遅れではないかと思うが、福島第一原発周辺の海洋汚染は深刻なようだ。今後は、海産物への警戒が強まり、経済的な打撃が大きいだろうと思われる。

 チェルノブイリ原発事故とは違うと報道されて来た福島第一原発事故だが、放射能汚染の深刻さではチェルノブイリ原発事故に近い結末になりそうな雲行きである。原発をテントやコンクリートで覆う案も浮上しており、チェルノブイリ原発の石棺に相当する物が必要になるようだ。

 対策の遅れ、情報公開の欠落など、チェルノブイリ原発事故よりも長期化する様相など、過去の原発事故の教訓が全く生かされていない現状に不信感を募らせる人は多いだろうと思う。

 チェルノブイリ原発事故は旧ソ連の硬直した官僚主義を崩壊に追い込む引き金になったが、福島第一原発事故は旧ソ連よりも硬直した日本の官僚主義体制を崩壊に追い込む起爆剤になるのだろうか。事勿れ主義が支配的な官僚体質が引き起こした大事故だったのは言うまでもないだけに、このまま事態が沈静化して片付く問題では無いだろうと思われる。

 それにしても、被災地域の放射線被爆に対する裁判での補償要求を恐れているのか、放射能汚染の影響予測に関する論文発表まで圧力をかけて抑え込もうとするとは国の対応は常軌を逸している。こうした隠蔽体質は国民の不安を煽り、行政やマスコミに対する不信を招くだけだろう。

 <追記>

 放射能汚染は風評被害が多いと言われるが、日本の放射線基準は外国と比べて1桁も2桁も基準が甘いだけに信用出来ない一面がある。原発事故で生じた放射能汚染の評価が緩いので、IAEAの国際基準ならば避難命令を出さなければならないのに住民への避難命令が出ないままであり、無防備な市民と放射線防護服に身を固めた作業員とが対照的に映る光景がテレビで放送され、一般市民の不安を煽る形になっている。

 放射能汚染基準が緩いのが災いして風評被害が出やすく、汚染地域の産品は消費者から拒絶される傾向が強い。今後、福島県や周辺地域の農作物や魚介類は市場価値が無い状況が続くだろう。信頼される基準を設けない限り、風評被害は無くならないに違いない。



                                   <NOBUAKI>