<情報公開がお粗末な福島第一原発事故>

情報公開がお粗末な福島第一原発事故


 福島第一原発事故の報道は情報があまりにも限られており、政府とマスコミの露骨な情報操作が見て取れる。













 →3人被曝の1時間前「1号機地下に汚染水」 東電伝えず(1/2ページ)
 →3人被曝の1時間前「1号機地下に汚染水」 東電伝えず(2/2ページ)
 →海水から濃度限度の1250倍のヨウ素 福島第一原発
 →福島原発事故「レベル6」に上がったのか 原子力安全・保安院が検討の可能性
 →1、2号機地下にも水=工事中断、冷却に影響—福島第1原発・東電
 →繰り返された検査漏れ、問われる東電と政府の姿勢
 →政府・東電「甘すぎる対応」 海外メディアが激辛報道
 →摂取制限でも「健康に害ない」 あいまい対応に批判も(1/2ページ)
 →摂取制限でも「健康に害ない」 あいまい対応に批判も(2/2ページ)
 →土壌から高濃度セシウム=福島原発40キロ地点—文科省
 →都内の浄水場から放射性ヨウ素 乳児飲用に適さぬ濃度
 →放射性物質検出された野菜、食べないよう指示 首相
 →雨とともに降下? 放射線量、東日本は高めのまま
 →最大164倍のセシウム検出 厚労省、福島県産野菜から
 →ホウレンソウ取扱量、東京で半減 4県産出荷停止受け(1/2ページ)
 →ホウレンソウ取扱量、東京で半減 4県産出荷停止受け(2/2ページ)
 →原発から16キロ地点、基準の16倍 海水放射能汚染
 →第一原発「状況の悪化止まっている」米政府、一定の評価
 →福島第1原発:原子力保安院、IAEA会合にお粗末対応

 放射能汚染はホウレンソウと牛乳だけの問題ではあるまい。全ての農産物、畜産物、魚介類が影響を受ける問題である。食品全てに影響が出るのが放射能汚染であり、逃げ場がない問題なのである。

 IAEAから批判されるまでもなく、政府の情報公開のお粗末さは議論するまでもない。危険レベルの放射能汚染地域は数字を出さない。食品に対する放射能汚染の実態に関しても僅かな数字を出すだけで済まそうとする。情報公開とは程遠いと言わざるを得ない。

 具体的な数字を欲しがっている一般市民に対して、政府が出す数字は御都合主義のものが多く、都合が悪い数字は出さず、都合が良い数字だけを出して、後は隠蔽を謀ろうとしているようにしか見えない。

 マスコミ報道も異常だ。放射能汚染は心配ないの連呼ばかりであり、放射性物質の生物濃縮の話すらしない。具体的にどの程度安全なのかを食品別に分類して報道しようともしない。チェルノブイリ原発事故当時の輸入食品に対するマスコミ報道よりも遥かに後退した内容と言わざるを得ない。

 政府やマスコミは具体的な数字を出した時に、放射能汚染濃度が高い食品が消費者からボイコットされて農業や食品産業が打撃を受けるのを恐れているのではないだろうか。農水省の思惑だけで情報公開が制限されるのだとしたら、全く信用に値しないと言わざるを得ないだろう。

 福島第一原発事故の放射能汚染の実態がなかなか見えて来ない。福島県や岐阜県の放射能汚染地図さえ明らかにされていない。心配ないの連呼が続くだけで具体的な数字が出て来ないのでは不安は取り除けないだろう。

 <追記>

 東京23区の水道水に安全基準を超える放射性ヨウ素が検出されてからは、IAEAの安全基準まで批判するマスコミ報道がおこなわれ、呆れるというしかない。十分な情報を出さずに市民がパニックに陥るような報道をおこなったマスコミに問題はなかったのだろうか。

 生鮮食品を除いて、冷凍食品や加工食品は放射能汚染が始まる以前に製造されているので問題ないはずであり、生物濃縮が始まるには時間がかかるので、現在の時点で流通している米や肉類は問題ないはずである。多くの食品は安全であり、福島第一原発に近い場所で栽培された一部の野菜類に問題があるだけなのに、マスコミ報道がパニックを煽った形になっているようだ。



                                   <NOBUAKI>