<太陽系の惑星はなぜ小さいのか>

太陽系の惑星はなぜ小さいのか


 以前、太陽系が重なっている話を書いたが、太陽も大きさが違う2つの恒星が重なっていると考えると説明出来る事が多いようだ。

 系外惑星の観測で恒星に近い内側の惑星ほど大きくなる傾向があるのがわかって来ているが、太陽系の内惑星はどれも小さなものばかりで、この法則に反している。

 →太陽系外惑星
 →太陽系外惑星の一覧

 太陽の大きさが火星軌道にまで達する巨星だったとしたら、惑星が大きい順に木星、土星、天王星、海王星と並ぶので、系外惑星と同じ法則に従っている事になる。また、木星以降の惑星が存在しないと仮定して、内惑星だけを考えると、水星、金星、地球、火星の順に並んでいるのは、やはり、大きな惑星が太陽に近い位置にあるという点で矛盾しない。

 系外惑星が発見されるまでは、惑星系はどれも太陽系と同じような並び方をしていると考えられていた。だが、実際に観測された惑星は、どれも恒星に近い位置に巨大惑星が存在し、これは恒星の大きさや質量とは無関係に決まっている。巨大惑星の軌道が遠い惑星系は少ない。

 赤色矮星のように太陽よりも小さな恒星でも、地球よりも大きな惑星が恒星に近い軌道を公転している。太陽ぐらいの大きさの恒星では、惑星は木星か、それ以上の大きさを持つ巨大惑星が多く、しかも、恒星に近い軌道ほど大きくなる傾向があるのだが、太陽系は全く違うのである。

 太陽ぐらいの大きさの恒星の周囲に惑星が出来るとしたら、金星や地球の軌道に木星よりも大きな最大惑星があっても不思議ではないようで、なぜ、太陽系の内惑星が小さいのか、それも赤色矮星の周囲を公転している惑星よりも小さいのか、大きな謎のようだ。

 太陽系に眼に見えず、触ることも出来ないが、巨星のように大きな天体が太陽と重なっており、その内部ではガスが欠乏していたので、惑星はどれも小さくなったとでも考えるしかないようだが、この不可視の天体が存在するのであれば、その原因は何なのだろうか。

 太陽も最後は老いて膨張を始め、巨大な赤色巨星になると考えられている。その大きさは地球軌道の外側にまで達し、脈動を始めるので火星も飲み込まれてしまうかもしれない。未来の太陽系では、赤色巨星の太陽と木星、土星、天王星、海王星しか惑星は残らないのだが、こういう状況が何らかの理由で、太陽系が誕生したばかりの頃と重なっており、ガスだけが影響を受けて内惑星の領域に入り込めずに岩石や金属で出来た地球型惑星が誕生したのかもしれない。

 そうだとすると、太陽系というのは、過去と未来が重なった状態で存在しており、もしかしたら、未来から過去へ流れる時間と過去から未来へ流れる時間が重なり合って存在している環境にあるのかもしれない。

 太陽が異常なほど活動が安定した恒星なのは、赤色巨星となって不安定化した未来の太陽と過去の太陽が互いに影響し合って安定する原因を作っている為かもしれない。太陽は最初から時間軸が途中で折れ曲がって未来と過去が重なり合っている星かもしれないのである。

 こういう物理条件の一部だけが時間軸を超えて未来と過去で重なり合う現象に関しては何もわかっていないが、太陽系全体で未来と過去が重なり合っているのであれば、我々も影響を受けているはずであり、過去と未来の相互作用で起こっている現象が見つかっているはずなのである。

 もし、未来と過去が相互作用を起こしているのであれば、この自然現象を利用し、時間の壁を超えて未来や過去を知ることも出来るはずであり、未来が過去に干渉する現象も起こっているはずである。

 →太陽系は2つ重なっているか

 <追記>

 水星、金星、地球、火星のような岩石質の内惑星があるのは、パルサーとして知られている中性子星の周囲にある惑星が最も類似点が多いようだ。おそらく、超巨星が超新星爆発を起こして中性子星が出来た時点で周囲を公転する巨大惑星のガス成分を吹き飛ばしてしまったので、岩石質の惑星が残ったのだろう。

 太陽系で同じ現象が過去に起こったのだとしたら、木星以遠の巨大惑星も吹き飛んでいるはずであり、太陽系には岩石質の惑星しか残っていないだろうと思う。

 太陽系に似て木星ぐらいの大きさの巨大惑星が離れた軌道を公転している恒星も見つかっているのだが、その内側の軌道を探しても地球はおろか、地球よりも小さな惑星さえ見つからないのだそうである。

 宇宙では太陽系の常識は非常識なのかもしれない。地球のような岩石質の惑星を探すと、先に書いた中性子星の周囲を公転する惑星か、赤色矮星のような小さな恒星のすぐ近くの軌道を公転している惑星しか見つからないようである。

 太陽の大きさと比べると、地球型惑星は異常に小さく、また、太陽から異常に遠い惑星ばかりのようだ。赤色矮星でも、すぐ近くの軌道にホットネプチューンと呼ばれる海王星ぐらいの大きさの惑星があるのだが、太陽系は例外のようである。他の恒星を公転する系外惑星では水星軌道の内側にある惑星が、太陽系では遥かに離れた軌道を公転しているのは確かに異常である。

 観測精度が上がれば地球ぐらいの大きさの惑星も数多く見つかると考えられているが、予想外の結果に終わるような気がしている。太陽ぐらいの恒星の近くで地球軌道と同じ位置に地球ぐらいの大きさの惑星があるというのが、実は珍しい現象なのかもしれない。

 ところで、系外惑星の観測結果と太陽系の惑星とが著しく食い違う事実を考えると、いくつかの謎が隠されているように思う。

 一般相対性理論によれば、水星軌道の内側では太陽の重力が大き過ぎて惑星が出来ないという説明がされていたのだが、系外惑星の多くで水星軌道の内側に地球や木星よりも大きな惑星が数多く発見されており、恒星の近くに巨大惑星があるのが多数派と考えられるようになっている。

 また、巨大惑星の外側に同じぐらいの大きさの惑星が2つ並ぶ構図は系外惑星でも太陽系でも同じだが、地球型惑星は例外になっているようだ。

 太陽は銀河系中心に近い領域で生まれる恒星に組成が似ており、太陽系の地球型惑星の組成が他の恒星では水星軌道の内側にある系外惑星に似ているのは偶然の一致なのだろうか。

 太陽系は重力の法則が他の恒星とは違っているのかもしれない。太陽系の惑星や衛星の法則性が系外惑星の法則性と逆になっていることから、系外惑星では巨大惑星の至近距離に異常に大きな衛星が存在する例が多いのかもしれない。

 そうだとしたら、木星よりも大きな系外惑星では、イオやエウロパよりも遥かに内側の軌道に地球や火星ぐらいの大きさの衛星が公転しているのかもしれない。

 同じく、系外惑星では恒星の比較的近くにしか惑星が出来なくても、太陽系では非常に遠くにまで惑星が存在している可能性がないとは言い切れなくなる。

 同じ事は地球と月にも言える。月は衛星としては大きく、重過ぎるだけでなく、地球から離れ過ぎているのである。これは月が潮汐力によって地球の自転にブレーキをかけた結果、月の公転軌道が遠ざかった為だと考えられている。

 ありえない話になるが、仮に地球型惑星が太陽に匹敵するぐらい重い惑星だとしたら、太陽の自転にブレーキをかけて公転軌道が遠ざかった可能性が考えられる。同じく、太陽も銀河系に匹敵するぐらい重い恒星だとしたら、銀河系中心近くの軌道から遠く離れた現在の軌道まで移動した可能性が考えられるだろう。

 もちろん、太陽も地球型惑星も、そんなに重い星であるわけがないのだが、系外惑星と比較すると、一致しない点が多過ぎるように思う。

 太陽系が、いくつかの系外惑星のパターンをモンタージュして組み合わせたような姿をしているのは、日本列島が複数の大陸プレートが衝突している場所にある為に特異な地形をしているのに似ているように思う。太陽系がある場所は宇宙で複数の異なる法則が狭い領域で互いに重なり合う位置にあるのかもしれない。

 太陽系が中性子星周辺にある地球型惑星系、太陽周辺にある木星型惑星系、赤色矮星周辺にある海王星型惑星系の3つが重なって出来ているように見えるのは、過去に同じ場所で出来た古い恒星の記憶が消えずに残り続け、新しく出来た恒星の記憶と重なっている為だろうが、これから系外惑星に関して詳しい探査がおこなわれれば、太陽系の謎も解明されるだろうと思う。



                                   <NOBUAKI>