<ツングースカ事件は彗星衝突だった>

ツングースカ事件は彗星衝突だった


 ロシア革命が起こる少し前にシベリアに彗星と思われる飛来物が落下し、大爆発を起こして森林をなぎ倒している様子が調査隊によって報告され、原因を巡って現在も論争が続いている。クレーターが無いのが最大の謎だとされている。

 →ツングースカ事件の原因は彗星爆発?

 もし、現在、シベリアで大爆発が起こって森林がなぎ倒された地域が発見され、上空に光る雲が発見されたら、それが彗星の衝突か、別の原因かは、偵察衛星や地球観測衛星が数多く軌道を回っている現在では、すぐに解明されるだろうが、宇宙ロケットが無かった昔は、そんな事は考えられない時代であった。

 →ツングースカ大爆発

 放射能がなく、核爆発やブラックホールのような突飛なものが原因ではないのが確かめられており、イリジウムが見つかったことから、浅い入射角で大気圏に突入した彗星が空中爆発したと考えられている。

 →彗星

 もっとも、原因が解き明かされた現在でもツングースカ大爆発はミステリー事件として多くの人達の関心を集めており、一つの答えを出すのを嫌がる人が多いようだ。

<追記>

 ところで、ツングースカ大爆発事件がしばしば他の星からの飛来物という説が出て来る背景には、クレーターが無いのが理由としてあるが、確かに、直径60~100m程度の彗星が地球に衝突したのだったら、クレーターが出来ても不思議ではないだろう。クレーターは衝突物体の直径の数十倍ぐらいの大きさになるはずだから、地上に落下したのであれば組成の違いに関係なく、直径1kmぐらいのクレーターが出来ても良いはずである。

 →クレーター
 →バリンジャークレーター

 もっとも、彗星の成れの果てで、揮発成分が蒸発して中身がスカスカで泡状になった密度が極めて低い天体が見つかっており、ツングースカ大爆発は、それが大気圏に突入したものだったかもしれない。



                                   <NOBUAKI>