<巨大地震=地震兵器説は情報操作>

巨大地震=地震兵器説は情報操作


 ちょっと考えられないような嘘を本気で信じている人がいるようである。今までに起こった巨大地震の多くが地震兵器によって引き起こされたものだという主張である。有名な科学者の名を借りて理論的な補強までしている人がいる。残念ながら、自然と同じ巨大地震を人工的に引き起こす技術は存在しない。

 米国のノースリッジ地震や阪神大震災などの湾岸戦争と同じ日付に起こった巨大地震が、何者かが地震兵器を使って引き起こしていると主張している人達がいるが、信じない方が良いだろう。

 なぜならば、理論的な矛盾があるからである。地震は地殻の歪みや応力で岩盤が割れて断層が動く自然現象であり、人工的な力で制御出来るような性質のものではない。核爆発によって人工地震を作り出す事が可能であると言っても、その地震波は自然の地震とは全く異なるので見分ける事が出来るし、人工地震は非常に浅い地殻上でないと効果がない。

 それに対して、巨大地震が起こっている領域は地下10kmという比較的深い場所であり、人工地震が起こせる深さではない。地下10kmで核爆発を起こしても地上で震度1~2の弱い地震が起こるだけであり、しかも自然の地震とは違って、一度だけの振動しか起こらないのである。

 また、核爆発で小さな地震を起こして巨大地震を誘発させるという話も嘘である。非常に大きな地震の直後に地震波が集まって来る場所で中規模の地震が起こる事はあるが、逆に小さな地震が巨大地震を誘発する事はないのである。

 もし、そんな事が起こるのだったら、地球上で小さな地震が起こるたびに連鎖反応で巨大地震が頻発しているはずであり、地球は常に巨大地震が続発している状況下にあるだろうし、地質学的な記録としても残されているはずであるが、そんな話は聞いた事がないのである。

 巨大地震を人工的に起こしたり、人工的な地震で巨大地震を誘発させる方法は一つもないのが現実であり、仮に何らかの方法で巨大地震を引き起こせたとしても、巨大地震を精密に制御する現実的な方法が存在しない以上、日付や時間まで正確に予測して巨大地震を発生させる事は出来ないはずである。

 何よりも、「地震兵器」そのものが、元は松本サリン事件や地下鉄サリン事件を引き起こしたカルト宗教であるオウム真理教がでっち上げた作り話であり、実現不可能な兵器である。この種のデマを流して真実のように喧伝する情報操作をおこなっているのが何者かは想像に難くないだろう。

 連続した巨大地震の日付が湾岸戦争と同じであったり、ソ連崩壊の日付と同じであるのは、何者かによって人工的に引き起こされたからではなく、地震よりも、さらに規模が大きい物理現象が起こった結果による副次作用だと考えた方が適切だろう。

 それが何であるかを米国が隠しているのは認めるが、地震兵器のような直接的な手段ではなく、物理現象が起こった結果、本来は揃わない自然現象の日付が揃う結果を生み、巨大地震の日付が同じになったのだと見るべきである。

 もし、地震兵器が実在するのであれば、戦争などしなくても、それを使って世界中で巨大地震を起こして世界を征服出来るはずであり、イラクが持っているのであれば、米国は壊滅しているはずであり、米国が持っているのであれば、イラクもアフガニスタンも制圧されているはずである。ロシアが持っているのであれば、グルジアで巨大地震が頻発しているはずだし、何よりも地震兵器があるのならば、隠す必要などなく、堂々と世界に公表して敵国を脅すはずである。

 日付が同じ巨大地震の特徴を調べて見ると、本来は非対称な現象が全てに置いて対称になるという単純な法則に従って起こっており、これは物理現象である事を示している。これは音で言えば共鳴現象であり、同じ現象が時間軸に置いて起こったのだと考えると、うまく説明出来そうである。

 時間軸が共鳴しているのであれば、誰かが人為的に時間の改変をおこなった結果と見ることが出来る。それが湾岸戦争が起こる少し前だとすると、1990年1月に日本で起こった、政府とマスコミによってイスラエル秘密捜査事件の真相を隠蔽する情報操作がおこなわれた日付と一致するだけでなく、イラクがクウェートに攻め込んだ時期とも重なるのである。

 戦争・巨大地震・金融恐慌が7年間に渡って続く現象が1990~1997年と2001~2008年の2度に渡って続いているのを見ても、単なる人工地震の結果ではないのは明白である。

 どこかの国の誰かが難問中の難問である統一場理論を完成させ、時間の改変を実現する装置の開発に成功したか。もしくは、時間通信技術を実現して過去を改変したと考えないと説明出来ない現象なのである。巨大地震の日付が揃うのは時間を変えた余波なのであり、地震そのものが原因なのではない。以前に書いたものがあるので、以下のリストを参照して頂きたい。

 →イスラエル秘密捜査事件の真相
 →不可解な事件の発生数が多い理由は何か
 →不可解な事件の発生数が多い理由は何か(総括)
 →不可解な事件:繰り返されるシナリオ

 仮に時間の改変が事実だとすると、次の大規模戦争が始まった後の7年間に起こる日付が同じ巨大地震の連続と世界規模の金融恐慌は過去に起こった2度に比べて、さらに被害が大きなものになる可能性が否定出来ない。政府やマスコミがこのまま事件の隠蔽を続ければ、最悪の結果を生むだろう。

<追記>

※湾岸戦争と同じ1月17日に起こった阪神大震災(M7.3)の総エネルギー量は5.62PJ(ペタ・ジュール)であり、これと同じ規模の巨大地震を核爆発を使って起こそうとしても、核爆発では地震へのエネルギー変換効率が低く、また地下10kmまでボーリング装置で掘削に成功した例がない。

 もっとも、これは日本の場合であり、旧ソ連ではコラ半島で超深度掘削抗を掘り、12,261m(1989年)の掘削に成功しているが、掘り始めてから完成までに20年もの時間がかかっているので現実的とは言えない。

 →コラ半島超深度掘削坑

 仮に地下10kmで核爆発を起こしてM7級の巨大地震を起こそうとすれば、旧ソ連が1961年に実施した人類史上最大の水爆実験であるツァーリー・ボンバー[50Mt](総エネルギー量250PJ)を爆発させなければならないが、地震波の違いや放射能汚染で、すぐに発覚するし、宇宙開発並みの莫大な費用を必要とするので、実行する国など無いだろう。

 同じく、旧ソ連崩壊と同じ12月26日に起こったスマトラ津波地震(M9.3)の総エネルギー量は133EJ(エクサ・ジュール)で、これはツァーリー・ボンバー水爆が532発分のエネルギーだが、エネルギー変換効率の低さを計算に加えると、30000発ぐらいなければ同じ規模の地震を起こすのは無理だろうし、世界中の核兵器を集めて来ても足りないのである。

 もちろん、こんな規模壮大な地下核実験をおこなってまで旧ソ連崩壊と同じ12月26日にスマトラの海底で地震を起こす国があるはずがなく、しかも、イラン地震、スマトラ津波地震、台湾地震の3回も同じ日付に巨大地震が起こせるはずがない。核爆発による人工地震などではありえず、こういう妄想を信じてはならないし、これが真実であったら、現在のインド洋は深刻な放射能汚染で死の海になっているはずである。

 湾岸戦争、旧ソ連崩壊、イラク戦争などの大事件と同じ日付の巨大地震は人工地震ではなく、地震兵器など存在しないと断言出来る。軍事機密で隠されている物理現象が原因で起こったものと考えなければ説明出来ないし、それが時間軸に影響を及ぼすものであるのは間違いないように思う。米国は冷戦後に時間の壁を超えた戦争をしているのかもしれない。

 →核実験
 →エネルギーの比較



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