<2009年に起こる出来事を予測する>

2009年に起こる出来事を予測する


 2008年は国の内外で巨大地震が相次ぎ、硫化水素自殺事件、通り魔事件、元厚生次官殺害事件、世界金融危機、インド同時テロなど、地震、自殺、通り魔、金融危機、テロなどの大事件が続発した年であった。2009年もこの傾向は変わらないだろうと考えられる。

 去年書いた「2008年に起こる出来事を予測する」以上の大事件が連続したが、今年も予測するほど暗い事件が多くなるように思う。例年通り、今後1年間の予測を立ててみよう。まず、頻発している地震だが、一昨年、去年と巨大地震の回数は増加傾向にあり、今年も巨大地震が多いのではないかと思う。むしろ、地震が起こるのが日常化したようにさえ見える。

 巨大地震の傾向としては、理論的に予測されている地震よりも大きな地震が多い点だろうか。2つの断層が同時に動く巨大地震の場合、被害が大きいそうである。大きな地震が多い為に耐震強度の見直しが相次ぎ、住宅価格の高騰に繋がっており、そこに米国金融危機を発端にした住宅不況が重なって、耐震偽装事件の後遺症もあり、住宅問題が難しい局面に入っているようである。

 世界金融危機の発生で雇用問題も深刻化しており、今年は証券会社や企業の倒産やリストラが相次ぐと考えられるし、消費の落ち込みも深刻になるだろう。自殺者数は3万人を上回る年が何年も続いており、今年も例年通りの自殺者数が続くものと思われる。通り魔事件、元官僚殺害事件など、政府への不満から、通り魔事件が政治家や官僚を狙う暗殺事件へと標的を変え始めており、危険な兆候が出ているようである。

 国際テロ組織アルカイダの活動も活発なようで、インドで起こった同時テロの影響が大規模戦争に結びつく可能性も否定仕切れない。世界金融危機を背景にした大規模戦争が戦争特需を狙って引き起こされる危険もある。ニューヨークで起こった同時多発テロの直後にアフガニスタン戦争が起こされているのを考えても、テロが大規模戦争を誘発する為におこなわれている疑問が拭えないからである。

 テロと言えば、国内でも大規模な武力クーデターが無いとは言い切れない予兆のような事件が、去年から秋葉原通り魔事件、元厚生次官夫婦殺害事件などの加害者と被害者の因果関係が不明な事件という形で勃発しており、武力に訴えた場合の若者の反応を伺っているようにも思える。マスコミが背後関係の報道をしない点を見ても要注意だろう。

 今年は衆院選挙があるはずだが、選挙の先延ばしをして政権の延命を謀っている麻生政権の支持率は地に堕ちており、このまま選挙をしないで居座りを続けたら、深刻化する雇用問題や企業倒産問題、年金・医療・保険問題などを解決出来ないまま政治が行き詰まり、過去の歴史の繰り返しになるのではないかと危惧される。

 社会不安の増大が経済にもたらす悪影響は大きい。今年、来年と続く世界金融危機による信用収縮がデフレーションを拡大し、雇用の減少、消費の落ち込み、消費税の引き上げという負のスパイラルに繋がって行く懸念がある。

 米国ドルと米国債が暴落したら、米国だけでなく、米国債を抱えている日本や中国への影響も大きい。しかし、ユーロを暴落させてドル暴落を抑止したとしても、その後に来るのは経済破綻したEUを支配したネオナチの報復だろう。為替の落ち込みが多い国の中で円高だけが進行し、1ドル50円時代が来ると言われている。

 政府は住宅減税、非正規雇用労働者への補償措置、定額給付金支給などの対策を打ち出したが、時間と共に予算枠が膨れ上がり、これを補う為に赤字国債の大量発行に結びつくことが予想され、財政再建は事実上崩壊したに等しい状況である。

 政府の予想通りに世界恐慌が3年で収束するとは言い切れず、3年後の消費税増税が実行されれば、再び消費が落ち込んで長期不況が続く可能性も考えられる。消費を活性化する政策が必要とされているのだが、具体策は出ていない。もし、不況が5年以上続くようだったら、世界はどうなっているのだろうか。

 今ほど世界大戦の危険が増大している時期はないだろう。世界金融危機で経済が破綻した国の中から膨張主義国家が現れないという保障はない。保護貿易に走り、ブロック経済への移行を進めようとする動きも見られ、戦争の危険水域が近づいているように思える。過去の例を見ても、今年は歴史の分岐点になる事件が頻発する年ではないかと懸念される。

 一向に将来が見えない時代であり、マスコミが騒いでいる社会問題の数が非常に多くなっているのが眼につくようになったが、決して状況が悪化しているばかりではなく、隠されている事実が明らかになっているのであり、未来は前向きに考えて行きたい。

 最後に、私事になるが、今年は良い年であって欲しいと思う。



                                   <NOBUAKI>