<世界恐慌は本当に始まったのか>

世界恐慌は本当に始まったのか


 1929年に始まった世界恐慌は第二次世界大戦に繋がる人類史上最悪の歴史を作る原因となった事件だったが、その引き金を引いた最大の原因は情報の混乱や情報操作だったと言われる。情報社会の現在でも、情報の捏造や不正操作で社会の混乱を作り出して利益に結び付けようとするデマゴーグが存在するわけであり、正確な情報の収集と冷静な対応が必要だろう。

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 過去の歴史を再び繰り返すのであれば、世界恐慌がファシズムを復活させ、第三次世界大戦の引き金を引き、戦争の終結には核兵器を遥かに超える兵器が使われて、地球の多くの地域は壊滅するだろう。

 その兵器が反物質兵器であれ、量子ブラックホール兵器であれ、戦争を終結し、第三次世界大戦で世界地図が塗り替えられる危険を回避する為ならば、開発費用が惜しまれることはないに違いない。

 だが、そこまで悲観的な考え方に走る前に、冷静に我々の実体経済を見直してみてはどうだろうか。

 現在、ドルは下がっているが、円は上がっている。つまり、円高である。投資家達はドルが信用不安を起こしているので、円に乗り換えているわけであり、切迫した状況にあるのは米国であって、日本ではない。

 世界恐慌当時は、失業した労働者が娯楽を欲しがってパズルゲームなどが良く売れたと言われる。日本は世界有数のゲーム機生産国であり、オモチャに置いても同じである。世界恐慌は娯楽の必要性が再認識され、テレビゲームなどの娯楽関連機器の消費が伸び、また、インターネットなどの情報関連産業に対しても、消費が上向く可能性がある。物が売れないから経済が破綻するというマイナス思考ではなく、情報が売れて経済が成長するプラス思考もありうるわけで、昔のように娯楽に対する消費が少なかった時代と同列に置くわけには行かない面がある。

 これはフリーターやニートが増えて、物の消費が落ち込んでいる日本が、情報産業に関しては決して不景気ではないのを見てもわかることであり、米国も日本と同様の雇用形態や賃金形態に変わって、消費動向が抑えられるだけだと見ることも出来る。

 また、なぜ世界恐慌に繋がったのかという分析も必要だろう。サブプライムローンという破綻が見えていた詐欺商法を米国政府が投機資金を集める呼び水として放置していたのが最大の悪であるが、投機に使われていた資金が今、どこに流れているかという報道が十分におこなわれていない。

 米国のバブルがいずれ破綻するのは以前からわかっていたことであり、予測されていた破綻であって、何も対策が無かった1929年当時とは大きく違うのである。また、世界大戦に繋がった最大の原因はブロック経済の中での資源の奪い合いにあり、当時と今とでは大きく国際情勢が異なっている。

 何よりも、世界恐慌が始まったのだとすれば、それを仕掛けた人間がいると考えないと説明がつかない点が数多くあり、それをマスコミが報道しないのが引っ掛かるのである。

 特に、今年は異常な事件や不可解な騒動が数多くあり、ベルリンの壁が崩壊した当時と同じ事件が頻発しており、その後での世界恐慌であり、歴史が過去に向かって逆向きに流れているように思えてならない。

 この点に関しては、以前に書いた「謎が深まる米国金融破綻」を読んでいただきたい。
謎が深まる米国金融破綻



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