<ベルギーの「デスノート」殺人>

ベルギーの「デスノート」殺人


 ベルギーで漫画「デスノート」を模倣した殺人事件が起こり、さまざまな憶測を呼んでいるが、過去に日本で起こった酒鬼薔薇聖斗による小児殺人事件と似ている部分があるように思う。酒鬼薔薇事件が風車を模したナチスの鉤十字を犯行声明に使っていたように、ベルギーの事件も犯行声明に使われた「デスノート」の一説は赤色(共産主義)と緑色(イスラム原理主義)を意味する色で書かれ、黒色(ナチズム)を避けているところから、ネオナチに憧れる狂信的な信者の犯行である可能性がある。

 最近はポップカルチャーという言葉で呼ばれているが、漫画やアニメのオタク文化を意味するものである。ポップカルチャーは多くの子供達に浸透しやすいせいか、政治的に利用されることが珍しくない。ポップカルチャーの功罪に関しては、過去にいくつもの例があるのは、連続幼児殺人事件やオウム事件などを見ても明らかである。

 ベルギーで起こった「デスノート」殺人事件もまた、背景にあるのはポップカルチャーによる仮想現実を現実の殺人事件に結び付けて政治利用を謀るものではないかと考えられる。

 漫画「デスノート」もまた圧倒的な読者を抱える人気漫画であり、その政治利用を目的に計画された殺人事件が起こっても不思議なことではない。漫画「デスノート」自体は主人公が殺害したい相手の名前をデスノートに書き込むだけで願いが叶って相手が死亡するという御伽噺に過ぎないものである。

 デスノートが存在しても、しなくても、人間は時間の経過と共にいずれは死亡するわけであるから、ノートに名前を書き込んで100年の歳月が過ぎれば、全ての人間が死亡しているのは当たり前の話である。

 名前を書き込むと人が死ぬデスノートはフィクションの話であり、実際には、そんなノートは存在せず、漫画の世界のお話である。昔、わら人形に釘を刺すと人が死ぬと言われた迷信と同根のものに過ぎないわけであるが、いじめに対する怨念や神秘的なものへの好奇心から、この種の漫画に引き込まれやすい子供達が多いのだろう。

 デスノートは実在しないが、寓話に書かれた内容と類似した事件が続発したり、書かれている数字と因果関係がある事件や自然現象が頻発することで、大勢の犠牲者が出るということはある。

 だが、これも科学的な統計を元に、予測した数字を使って書かれた内容を、それとわからないように寓話に置き換えた場合が少なくない。また、米国の情報機関のように、こうした寓話や予言を第三者に書かせて政治利用している組織もあり、一概に信じてはならないものである。

 こうしたノートや原稿用紙に書かれた内容に極めて近い事件や自然現象が現実に起こる話に関心がある人は、私が以前に書いた「23ページの謎(予言する寓話)」を読んでみればわかるが、書いた本人が覚えていないだけで、実は高度な科学的予測に基づく数字や優れた未来予測に基づく知識が当人に与えられていて、それに基づいて書いた結果、現実に起こったという場合もあるのである。→23ページの謎(予言する寓話)

 こういう寓話は軍事機密になっている知識を使い、我々が知らない物理現象を利用して話が書かれているのだと解釈するべきものであり、同じように、全ての数字が現実の大事件が起こった年に的中した例は、映画「スターウォーズ」に使われたサブルミナルなどがある。→スターウォーズの正体(2)

 仮に現実にデスノートを作るとしたら、同じ方法を使って書かれない限りは実現不可能だろう。もちろん、その為には極秘になっている科学知識と莫大な費用が必要であり、個人で出来ることではない。

 このように、実在する人物の名前を書くと本人が死亡する呪いのようなデスノートは実現不可能だが、科学的に予測される数字を文章に潜ませて置いて、それが後になって的中していることを明らかにするのは可能である。

 ベルギーの殺人事件は、漫画やアニメなどのポップカルチャー(オタク文化)に危険な政治勢力が深い関心を示していることを意味するものだろう。ポップカルチャーはあくまでも娯楽であり、信じ込まないように気をつける必要があるように思う。



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