<9・11同時多発テロは自作自演なのか>

9・11同時多発テロは自作自演なのか


 2001年9月11日にニューヨークで起こった同時多発テロが、米国政府による自作自演であるという疑惑は、実は事件当初から米国議会内の議員の間にもあったもので、それは現在も尾を引いている。米国国内に米国の敵がいるという考え方が真実であるならば、次に起こるテロは想像を絶する被害を作り出すものになることが予測される。

 現在は情報社会である。情報社会を世界中に広げることは米国の国益と密接に絡んでおり、その為には多くの人の注目を集める情報が必要であり、テレビニュースでは真偽が疑われるような大事件が起こった方が真相を知りたがる人々へのインターネットの普及に繋がる。

 インターネットの普及が始まってからというもの、想像を絶する大事件が次々に起こっているが、これがインターネットの普及を加速させる為に作り出されたものではないかという疑惑を持つ人達がいるのは否定しようがない。

 インターネットの普及が始まった1995年以降、地下鉄サリン事件やニューヨークでの同時多発テロ、イラク戦争などのテロや戦争が起こるたびに、マスコミ報道に納得せず、真相を知りたい人々がパソコンを購入し、インターネットに接続する傾向が続いている。

 そういう意味では、テロも戦争も起こらなかったら、インターネットの普及は今よりも遅れていたかもしれない。真偽が曖昧で、真相解明が遅れている事件が多いほど、インターネットでの議論が白熱し、また、多くの諸説や情報が飛び交って、インターネットの普及を促進させることになる。

 米国同時多発テロが政府による自作自演ではないかと疑われる理由として、このテロ事件の後、急速に進んだ情報社会の現実がある。戦争やテロをリアルタイムにテレビで見たり、ビデオ配信で送られる映像で見るというスタイルが日常化しているのである。

 これをさらに加速する為には、次は米国で核兵器を使ったテロが起こらなければならず、核爆発で大都市が吹き飛ぶ映像がリアルタイムで見られることを世界中が待ち望んでいることになる。そして、その映像の評価や真偽を巡る論争がインターネット上でおこなわれるだろう。まさしく、テロや戦争の娯楽化が起こっているわけである。

 地下鉄サリン事件や同時多発テロ、イラク戦争には背景となる理由があるのは事実である。しかし、これらの事件によって最も大きな市場を作り出したのはインターネットであったのも事実なのである。

 同時多発テロが米国政府による自作自演であるかどうかは、ともかくとして、インターネットを普及させ、情報の流通を促進し、市場の拡大を望んでいる者にとっては、大事件が起こるのは決してマイナスではないのである。

 そして、その真相が隠蔽されたり、情報操作されるたびに、真偽を巡る議論がインターネット上で起こることになる。産業社会が戦争によって発展したように、情報社会も戦争やテロと無縁ではないのである。

 ただ単に米国政府による自作自演だと疑うのは誰にでも出来ることである。しかし、それが真実だったとしたら、次に起こるテロや戦争は、さらに規模を拡大した世界中の注目を集めるものでなければならず、今まで以上の犠牲者を必要とするものになるのは間違いないのである。

 今、米国で核兵器テロが現実に起こったら、米国国内に無数にある携帯カメラの写真や映像がインターネットを通じて世界中のマスコミに配信され、核爆発が起こって多くの建物が倒壊し、大勢の人々が焼け死ぬ様子までリアルタイムに放送されるだろう。

 今まで、真実が隠されていた核戦争の現実の姿が生々しい核爆発のビデオ映像として世界中で放送され、その被害の実態がさまざまな場所やカメラアングルによる映像の形で延々と放送が続くことになるだろう。

 だが、それを望む人が本当にいるのだろうか。その次に起こるだろう世界大戦までインターネットで放送されるのを見たいのだろうか。冷静に考えて見る必要があるのではなかろうか。



                                   <NOBUAKI>