<能登半島でM7.1の巨大地震>

能登半島でM7.1の巨大地震


 最近は日本でも巨大地震が多くなっているが、新潟県中越地震、福岡西方沖地震に続き、能登半島沖でも震度6強の巨大地震が起こって、死傷者が出ている。ほぼ毎年のように起こる巨大地震は日本列島で何が起こっているのを意味しているのだろうか。

 石川県の能登半島沖でM7.1の巨大地震が起こり、多くの死傷者が出ている。新潟県中越地震が起こってから3年目の巨大地震であるが、中央構造体の近くの地域であることでは同じである。

 ここ十数年は、巨大地震が起こると日付が同じであったり、年月日で左右が対称であったりということが比較的多いが、能登半島での地震は新潟県中越地震と同様に、そういう現象は見られない、ごく平凡な巨大地震であった。

 もっとも、中央構造体の近くで巨大地震が増えているのは、決して安心すべきことではない。中央構造体は日本列島で最も大きな断層の一つであり、巨大地震が非常に多い場所でもある。

 能登半島でM7.1の巨大地震が起こる前日に熊本で震度5の地震が起こっているが、熊本は中央構造体と直交する中央構造線上にある地域であり、ここで中規模の地震が起こった後で、中央構造体上で巨大地震が起こっているのは、断層の動きの連動と考えれば、おそらく、偶然ではないのだろうと思う。

 大きな地震が起こる時には、大小様々な断層が同時に動くと考えられている。一つの断層の動きを測定することは、現在の技術でも出来るが、断層全体の動きを把握するのは難しかった。最近は、人工衛星から地上を撮影して、地上に見えている大きな断層の僅かな変化を読み取る技術が実現に向かっており、これが完成すれば、非常に多くの断層の動きを記録して、巨大地震を予測出来るかもしれないと考えられているが、まだ先の話である。

 それはともかく、毎年のように巨大地震が発生している以上、さらに大きな地震が起こる予兆ではないかと考えるのは自然だろうと思う。

 最近、話題になっている東海地震や中南海大地震などが数年後ぐらいに起こるのではないかと危惧されるわけだが、M8.4と予測されている中南海地震の規模は、今回起こった能登半島の地震の規模の30~50倍という大きなものなので、直接関係があるとは言えないようである。

 ただ、もしも関連があるのならば、中南海大地震という桁違いに大きな地震が起こるまでに、中央構造体や中央構造線の近くでM7クラスの巨大地震が何回も起こる可能性がある。そういう意味では、巨大地震が多発する時期に我々は生きているということだろうと思う。



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