<情報操作による事実隠蔽の手口>

情報操作による事実隠蔽の手口


 政府やマスメディアが情報を隠したり、公開を遅らせたりしているのは日常茶飯事だが、実際には、もっと深刻な犯罪手口を使う事実隠しも後を絶たない。ここでは過去にマスメディアを使っておこなわれた大規模な事実隠しについて書いてみようと思う。

 マスコミを通じて流されたニュースは記録に残って変えられないものだと信じている人が多いと思うが、それほど安全なものではない。ニュースとして報道された情報でも、マスコミの口を封じて、それ以降の報道を止め、記録からも抹消して、人々の忘却のままに消し去ることは可能なのである。

 ここでは、イスラエル秘密捜査事件で証拠隠しの為にさんざん使われた手口について解説してみよう。その前に、あるハイテク企業の企業秘密隠しの手段について紹介して置こう。この会社は入社すると、体に異常が無くても必ず精神科病棟への入院を強制される。

 そして、リストラや定年退職で会社を辞めた社員が転職先の会社で企業秘密を漏らした場合に備えて、この入院歴を最大限に利用して信用を失わせるのである。この為、企業秘密のハイテク技術について喋ってもなかなか信用されない場合が多いという。

 同じ手口は、イスラエル秘密捜査事件でもマスメディアを使って大規模におこなわれている。暗示強化薬(奴隷薬)を使って暗示をかけた幼稚園児達の暗示が解かれて、軍事機密が漏洩する危険が生じた時、事件を起こした組織は口封じの為に多くの子供達を殺害しているのだが、それが逆にマスコミによって騒がれた為、それを隠す為に、まず政治家を使ってマスコミに圧力をかけ、組織とパプテスト教会との関係が無いように報道させている。

 当時、マスコミの報道が二転三転していたので、事件の被害者の家族は当惑していた人が多かったという。しかし、事実隠しは、これだけで終わったわけではない。

 まず、騒ぎが大きくなった事件の信用を無くす為に組織がしたことは、以下のようなものである。政治家を使って映画会社や放送局に圧力をかけ、実際に起こった事件をモデルにした映画やテレビドラマを作らせる。

 もっとも、その内容は軍事機密の部分を意図的に変えたものであり、機密隠しが目的で、出来るだけ信じる者がいなくなるように巧妙に作られて放送される。それと平行して、本来の事件報道は徹底的に隠されて、記録の抹消や事実の隠蔽が進められる。

 後は時間が経つに連れて、事件の真相を知る者はいなくなり、証拠も無くなり、全てが映画やドラマのお話であったように情報操作されるわけである。

 イスラエル秘密捜査事件の被害者に対しては、この手口を使って、暗示が解けた後の後遺症や回復過程に関する細かい部分まで事実隠しがおこなわれたと言われている。被害者の中には、暗示をかけられた時に、ソ連改革派のゴルバチョフの名前やソ連を崩壊に追い込む作戦の一部を教えられたことを覚えていた子供もいたが、警察官が事情聴取をおこなった時に、政府の情報機関の人間がさんざん邪魔をして、子供が喋ったことを全て別の内容に言い換え、それを警察署に報告するように命令していたという。

 それを見ていた家族や親戚の者達には、被害者の子供が組織に殺害されないようにする為のものだと説明していたそうだが、実際には米国の軍事機密を守る為だけのものであり、その子供は、その後で何度も組織から殺害されかかっている。軍事機密を守ることが、どれほど冷酷非情なものかは、この事件が端的に示しているだろう。

 我々が日頃見慣れているNHKや民放も、この事件の事実隠しの為の番組作りを当時、おこなっているのである。番組放送後、証拠隠滅の為に、放送した番組のビデオを全て消去したものさえある。こういう情報隠蔽事件は、決して社会主義国だけで起こっていることではなく、西側の国々でも日常的に起こっていることであり、我々がそれを知らないだけの話なのである。

 我々はマスコミの報道が全て真実であり、情報操作などはおこなわれていないと考えがちであるが、決してそういうことはない。常日頃から、我々がある情報に対して過敏にならないような報道がされたり、本来ならば、興味を持たない事件を過剰に報道して関心を持たせるような報道がおこなわれているのである。

 マスコミがそういう体質を持った組織であり、過信してはいけないのだということを忘れてはならないだろう。情報社会の進展の中で、マスコミのこういう政治的な裏面が見えて来たのは、良い傾向かもしれない。



                                   <NOBUAKI>