<外国人労働者の大量流入とファシズムの台頭>

外国人労働者の大量流入とファシズムの台頭


 就職できない若者の増加、リストラによって職業を失う中高年、その反面で労働力不足が深刻化し、外国人労働者の大量雇用で補おうとする企業や自治体が増えている。この矛盾した政策に対する批判をマスコミが報じようとしないのは、なぜだろうか。

 高齢化問題が深刻なのは、英国も同じである。医者や看護婦が不足し、それを補う為にアフリカ諸国から医者や看護婦を大量に募集している。おかげでアフリカでは医療が破綻状態であり、英国の身勝手な政策に批判の声が上がっている。

 ところが、これを批判するどころか、全く同じ政策を取ろうとしているのが日本なのである。医者や看護婦が不足するのは明らかであり、それを東南アジアの国々から医者や看護婦を雇用して補おうというのである。

 これがどういう結果をもたらすかは、過去の歴史を知らない人には理解出来ないだろうと思う。英国で外国人労働者の子供達が失業してテロや暴動に走っているのを見てもわかるように、こういう政策の破綻は最初から先が見えていることなのである。

 なぜ、ナチスドイツがユダヤ人をあれほど虐殺しなければならなかったかを理解出来ない人は多いだろうと思う。現在、起こっていることは過去にも起こっている。昔のドイツでも今と同じことが起こっていたと考えてもらいたい。世界大戦が起こる以前、医者や看護婦、弁護士などが不足していたドイツでは、外国人労働者を大量に雇用して補っていたのである。

 ところが、それは、こうしたエリート階級が外国人であるユダヤ人で占められることを許す結果となり、本来の国民であるドイツ人が逆に失業したり、満足な仕事につけない状態に追い込まれる結果となった。しかし、財政再建しか考えないドイツ政府は、こうした政策に批判的な民族主義政党の主張を無視し続けていた。

 それが世界恐慌と共にドイツ民族主義の台頭が始まり、外国人を追い出してドイツ人に雇用を与えるべきだという主張が広がる中で、過激なファシズム政党が政権を奪い、外国人排撃運動の高まりと共に、ドイツ人に雇用を与える反面で、ユダヤ人や外国人を追い出し、さらには600万人のユダヤ人を殺害する悲劇にまで及んだわけである。

 現在、進められている政策はまさしく、この歴史上の教訓を何も考えずに続けられているものである。財政再建の為に外国人労働者をエリート職につけるような愚行を繰返せば、日本でもファシズム政党が権力を握る日が来るのは間違いないだろう。

 親がリストラで失業し、子供はフリーターやニートにしかなれないような状況に追い込まれ、結婚も子供も諦めるしかないような立場になった時に、高給取りのエリートが外国人ばかりで、外国人にしか仕事が与えられないような状況に事実上なっていたとしたら、あなたはそれを当たり前のことと受け入れることが出来るだろうか。

 もし、そういう時に、日本は我々日本人の国であり、雇用も日本国民を優先して与えられるべきものであって、外国人にエリート職を与えて日本人を失業させ、それを放置する政策をおこなっている政府は無能であり、政策を変えるべきだと主張する政治家や活動家が現れたら、あなたはそれを危険だからと言って支持しようとせず、財政再建の為に国民を失業させて外国人に仕事を与える政策を支持して、あなたも子供も失業と貧困に甘んじて、一族が絶えても、その信念を守り続けることが出来るだろうか。

 あの当時のドイツ人はそうではなかったのである。もちろん、ナチスが危険な政党だということを知っている人達は多かった。しかし、現実の失業と貧困の前で、それでも外国人に雇用を与えて財政再建の為に国民を犠牲にする政府を支持する人達は少なかったのである。

 今の日本が進もうとしている道は、まさしく、ファシズムが吹き荒れたのと同じ道である。どんなに理想論を唱えて財政再建を進めても、外国人に雇用を与えて国民を失業させるような政策を続ければ、誰もが政策に批判的な立場に立つのを止めるのは難しいだろう。

 安上がりだからと言って、外国人労働者に仕事を与え、逆に国民には安定した仕事を奪うような政策を続ければ、どんなに穏健な人達でも危険な政党を支持するようになる。それが歴史の教訓なのである。

 私は政府やマスコミがこの問題に対する批判や非難を黙殺しているのは非常に危険だと考える。英国のように、これから何年も経って、政策に対する批判が高まってから政策を変更すれば、今度は仕事を失った外国人労働者達によるテロや暴動が起こり始めるだろう。手遅れになってから騒いでも何もならないのである。

 今、この問題を直視して解決策を見つけなければ、日本はナチスドイツ以上の危険な国家になる可能性がある。この政策を無理に続ければ、ファシズムを避けるのは難しいだろうし、途中でやめれば、今度は外国人によるテロや暴動の報復を受けるだろう。

 歴史上の愚行を繰返さない為には、事実を隠蔽して手遅れになってから報道する政治家とマスコミの馴れ合い体質が批判されなければならないだろう。



                                   <NOBUAKI>