イスラエル秘密捜査事件の真相

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<<   作成日時 : 2008/12/03 09:56   >>

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支持率急落の麻生政権


 わずか2ヶ月で支持を失った麻生政権だが、世論調査を見てみると、あらゆる点で評価が低い。麻生政権はすでに終わっているのだろうか。

 こういう総理は珍しいかもしれない。就任早々に世界金融危機で経済は大混乱になり、長引かせていた衆院選挙の実施はますます遠いものとなり、元厚生次官夫婦を殺傷するテロ事件まで起こり、危機を乗り切る指導力が必要とされているのに、閣僚からは爆弾発言が相次いで辞任騒ぎ、政治不介入のはずの自衛隊までが時代錯誤な発言を始め、果ては日本語が喋れないという個人批判まで始まり、タイの政権のように倒れるしかない状況にあるようだ。

 政治が難しい時代である。コンピュータが普及していなかった時代とは異なり、現在は不況がひどくなるほどコンピュータの技術革新が浸透して合理化が進み、消費が落ち込んで、さらに不況がひどくなるという悪循環が続いて、政府の税収は減る一方なのに支出は増えるばかりだからである。

 間接税を増やせば増やすほど財政が悪化していったローマ帝国と同じ状況にあると言って良いだろうと思う。過大な公共投資が財政を圧迫していたのも、自由市民の出生率が低下していたのも、ローマ帝国時代と同じなのである。このままでは東ローマ帝国と西ローマ帝国に分裂する歴史まで繰り返す結果にもなりかねない。その後は周辺国から攻め滅ぼされて国家消滅である。歴史を繰り返してはならないだろう。

 ローマ帝国が滅びた理由に関してはさまざまな説があるが、奴隷労働に頼り過ぎて社会の活力を失ったのが大きいように思う。ローマ帝国の奴隷とは、どういうものだったのだろうか。詳しくは知らないが、侵略戦争で他国の若い男女をさらって来て奴隷にし、男は重労働、女は売春婦や家政婦などに使っていたという。奴隷は使い捨てで、子供を作って育てることも許されず、寿命が短く、老化が早かった当時は30〜40歳ぐらいで働けなくなり、処分されていたようである。現在の家畜に近い扱いを受けていたのが奴隷だったようである。

 こういう奴隷が才能を生かした立派な仕事をこなしていたとは考えにくく、サボタージュや脱走なども多かったようで、有名なスパルタカスの反乱のようにローマ帝国の手に負えない武装蜂起まで起こっていたようだ。

 現在の社会状況を見ると、ローマ帝国当時と酷似している。国内の労働環境を奴隷水準まで低下させ、さらに海外から奴隷を運び入れる移民政策まで実施しようという計画まである。奴隷という呼び名は政治的に都合が悪いので、派遣社員とか、非正規雇用と呼んでいるが、実態はローマ帝国時代の奴隷と同じである。

 自由市民を奴隷に追い落とし、さらには、侵略戦争で他国から奴隷を連れて来るという構図は、今も昔も変わっていないように思う。「全ての道はローマに通ず。」と言うが、繁栄を遂げる国は最後はローマ帝国と同じ道を歩むという警告でもある。

 ローマ帝国は多神教の国であり、宗教の自由があったのだが、奴隷労働に頼る傾向が強まってからは、現状に不満を持って反乱を起こす奴隷を騙して支配しやすい一神教(キリスト教)に傾注して行ったと言われ、宗教の自由を失う結果を生んでいる。

 現在の政治と経済の行き詰まりは、消費をおこなうべき自由市民が減り、消費に結び付かない奴隷が増えたのが原因である。このまま奴隷が増え続ける経済政策を維持するのであれば、日本もローマ帝国と同じ滅亡への道を歩むことになるだろう。

 麻生政権がこのまま選挙をせず、経済政策も変えず、社会保障や医療福祉の崩壊を放置し続けるのであれば、ローマ帝国で起こっていた歴史的事件の全てが繰り返されるだろうと思う。自衛隊内部からの常軌を逸した発言もまた、貴族社会の繁栄の為に多くの奴隷を必要としたローマ帝国と同じ侵略戦争の必要性を問うたものに過ぎず、過去の歴史への逆戻りでしかない。

 ローマ帝国の滅亡に結び付いた矛盾を解決出来るのは、多くの消費をおこなえる中間所得層を増やすことであり、これは戦後、日本がおこなっていた修正資本主義経済政策なのであり、これを放棄した時点から歴史の歯車が狂い始めているのだと思う。

 奴隷労働が自由市民の奴隷化に繋がり、消費を奪って経済を追い詰め、間接税を増やし、不足する奴隷を補う為に侵略戦争に結び付き、最後は宗教の自由まで奪う結果になった歴史をローマ帝国の崩壊から学ぶ必要があるだろう。

 日本は今、国の分裂に繋がる危険な兆候が出ている。何が起こってもおかしくない時代に入っているのを忘れてはならないのである。



                                   <NOBUAKI>

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